活用事例|Affectiva×シーエーシー
ブレインパワー・システムは、世界初のAR(拡張現実)スマートグラスシステムです。自閉症患者の方が必要とする社会的スキルや認知能力の学習をサポートします。
Brain Power社は、科学的根拠に基づいた神経テクノロジーを扱う企業です。年齢を問わず自閉症に悩む人々のために革新的テクノロジーを作ることを企業理念とし、自閉症患者の人々に、必要な社会的スキルや認知能力の学習を手助けすることに特化したAR(拡張現実)スマートグラスシステムであるBrain Power Systemを開発しました。このテクノロジーは革新的な技術として賞賛され、深刻な自閉症の治療不足への対処に重要な役割を担うと期待を集めています。Brain Power Systemは現在、自閉症を患う子どもたちおよび少年・少女について、IRB認可の臨床試験中です。
Brain Power Systemは、感情認識やアイコンタクト、自制、学習計画などを含む広範囲の問題を取り扱うため、複数のアプリケーションで構成されています。特に注目すべき点は、自閉症を持つ多くの子ども達や大人にとって必要不可欠であるとされてきた、感情の認識と理解を助けるためのアプリケーションの開発です。Affectiva社の感情認識テクノロジーはBrain Power Systemの感情分析アルゴリズムにおいて非常に重要な役割を担っており、表情やボディランゲージを、リアルタイムに感情のカテゴリーに正確に当てはめる機能として、その真価を発揮しています。
Brain Power社とAffectiva社のチームは2016年の初頭より複数の分野を手掛けながら共に歩み、その中でAffectiva社の感情認識SDKを用いて感情ベースのアプリケーションを継続的にBrain Power System内で開発、ブラッシュアップしてきました。両社ともにそのルーツとしてMITやハーバードから大きく影響を受けていることもあり、Brain Power社とAffectiva社の科学チームとリサーチチームの協業による相乗効果は莫大でした。
ベータ版のテストから得た200人以上の子どもたちの反応は非常にポジティブなもので、そのうちいくつかは予想を遙かに上回る結果となりました。これにより、感情認識テクノロジーがBrain Power Systemと強い親和性を有していること、またユーザビリティや正確性を高めながら科学的に最高レベルのシステムに達成していることが明らかとなりました。
Affectiva社の技術と専門性により、Brain Power社がBrain Power Systemの開発で新たな高みに達しました。もともとBrain Power社は独自の感情分析技術を開発していたものの、業界リーダー企業のサポートにより、Brain Power Systemは業界の流れを大きく変える存在となりました。
Brain Power社についての詳細はホームページからご確認いただけます。
Brain Power によるMSNBC ASPIREist での
1分間のプロモーション映像
自閉症を持つ子どもたちが、
Brain Power Systemで遊び、交流を楽しんでいる様子
2019年08月08日