
活用事例|Affectiva×シーエーシー
このたび、CACの「心sensor」が技術協力したテレビ番組が放送されました。
※番組詳細は下記公式ページをご覧ください。また、系列局での放送日時は各局公式サイトでご確認ください。
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/jinrui_vs_ai/index.html
番組では、「人間はAIに勝てるのか?」というテーマのもと、ロッチ・コカドさん、中岡さん、霜降り明星・せいやさん、村山輝星さん、ふくらPさん、KiLaさん、じぇいそるさんら“人類プレーヤー”とAIプレーヤーによる、ババ抜き対決が行われました。
このカードゲームにおけるリアルタイムの心理戦に対し、当社から表情感情解析AI「Affdex」と音声感情解析AI「Empath」、そして東京大学の視線推定技術で臨みました。
表情は、外部からの刺激や内的な思考・感情によって生じる心理状態が顔面に表出されたものとされています。これらの変化を観察することで、プレーヤーの心理状態や注意の集中、さらには“ババ”を持っているといった手札の状況までも、ある程度推測できる可能性があります。私たちは、表情感情解析アプリ「心sensor」を用いて人類プレーヤーの表情を解析し、その情報をAIプレーヤーに連携しました。
番組の序盤は和やかな雰囲気でしたが、対決が進むにつれて空気は一変。プレーヤーの表情も引き締まり、緊張感がスタジオ全体に広がっていく様子は、解析を行っていた私たちの側にもひしひしと伝わってきました。
結果はAIの3勝1敗。しかしそこには、AI技術の進化だけでなく、人間ならではの直感や駆け引きの奥深さも強く感じられる内容でした。
今回の取り組みを通じて、AIが人間の感情や心理にどこまで迫れるのか、そして人間の持つ判断力や感性の豊かさを、改めて実感することができました。
CACは、「心sensor」や関連技術を通じて、AIに“人間を理解する力”を持たせるためのチャレンジを続けています。それは、AIが人間に代わるものではなく、人間をより深く理解し、支援する存在となることを目指す試みです。
今後も私たちは、こうした技術を通じて人とAIのより良い関係性を模索し、社会への実装を推進してまいります。
当社の感情解析技術にご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2025年07月29日